ETCの全体普及率は、未だ2割程度らしいですね。
渋滞している料金所を走り抜けていくのを見ると、良いなあ、とちょっと羨ましい気持ちになるんですが。
普及率が上がらない一方で、ドライブスルーや駐車場、ガソリンスタンドなどでもETCで決済できるようにしようとしているらしいです。
ただ、有料道路の決済以外をするには、現状多機能付きETCの機械でないとダメらしいです。
ETCの機械自体が5万円くらいで、多機能付きだとさらに高額に。
それじゃあ、幾ら導入率を上げようとしても、なかなか手が出ないのも当然だと思います。
ETC用のカードも、クレジットカード会社で申し込まないとダメらしく、それも不便じゃないかと思います。世には、いつもニコニコ現金払い主義の人もいるし、カードが作れない業種の人もいる訳で、政府の考える事って、どうも一面的な利便さだけしか見てない気がします。結局本人確認と言う面倒な処理をしなくて済むからなんでしょうが…。
海外では、事例こそまだ少ないようですが、同じく有料道路料金の自動決済システムの普及に、安価での「レンタル」と言う方式を採ってる国もあるそうです。
そこで既に全国で約500万台設置済みのETC、無駄にせずにもっと普及させたいなら、日本でもレンタルシステムを導入すれば良いんじゃないでしょうか?
機械を買ってしまった人には、別に一定期間料金を値引けば少しは不満も減るでしょうし、多機能付きETCを普及させるなら、そのレンタルシステムで、新しい機械をレンタルさせれば良いし。
もっと言うなら、多機能付きでないETCを購入してしまった人には優先的にレンタルさせれば良いんじゃないでしょうか。
既に多くの電機メーカーが読み取り機械を出しているので、レンタル機器を使われたのじゃぁ、商売上がったりだと反対も出るでしょうが、デザインや機能なんかの差が、レンタル品で使い勝手が判って比較が出来るようになると、逆に購買意欲に結びつくような気がします。
ETCのカードも、銀行引き落とし、郵便局引き落とし、ウェブマネー決済も導入したりすれば、導入への魅力になると思うんですが。
クレジットカードを既に持ってる人も、別途ETCを申し込まなければいけない手間も、省けたら良いと思うのですが、クレジットカードとETCは別の方が確かに安全なんですよね。
レンタルで使用者への普及率を高めておいてから、ドライブスルーや駐車場、ガソリンスタンドなどでETC決済の読み取り機を導入する企業に向けて、レンタルしたらもっと普及が早くなると思うんですがどうでしょう?
ある程度ETC自体が普及して一定期間以上経過したら、機器買取とかも出来れば、導入済みの設備をそのまま使えるし。導入の手軽さがあれば、設備投資への考え方がもっと前向きになるでしょうしね。
問題があるとすれば、ETC自体も、読み取り機械も、後から機能を追加できるようなシステム、及びハードの作りになって無いんじゃないかと言うことと、現行のPOSシステムに導入が可能な作りになってるのかどうかって事ですね。
やはりシステム屋としては、その辺が気になる^_^;
早く利益回収しようと、焦りすぎなんだよな、いつも。
ところで、料金所を通るたびに、頭の中でETCのシステムがどうなってるのか、どうしたら作れるのか頭の中でグルグルしてしまうのは、職業病でしょうか…。